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前の前に働いていた制作会社の不思議な点と良かった点

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前の前に働いていた制作会社の同僚と久しぶりに会ってごはん&お茶しました。
一緒に働いていた人って、なんか戦友というか…(一緒に働いていた人みんながみんなそういうわけではないですが)、共有できる感覚があるというか。
他の友人とはまた違った感じがします。

話しているなかで、そういえばあの会社こんなんだったよな〜! とか、あれはおかしくなかった? こういうとこは良かったよねっていろんなことを思い出しました。

8年以上も前で今となってはだいぶ美化されていますが、どんなとこがヘンでどんなとこが良かったのかを記録しておきたいと思いました。
これからデザイン系の会社で働きたい、転職したいという方の参考になる……かもしれません。
ならないかもしれません。
(数ある制作会社の一例だと思って読んでいただければ。)

私が最初に入ったデザイン制作会社

私は文系の大学を卒業直後は事務職に就きました。数ヶ月で辞めましたが…。
働きながらデザインスクールに通って勉強しつつ、それからグラフィックデザイナーとしてその制作会社で働き始めました。
初めて働いた制作会社です。

親会社が印刷会社で、そこから降りてきた仕事や、直接クライアントさんと取引している仕事などがありました。

その制作会社の不思議だったこと

その環境しか経験してないと特に疑問に思わなかったり、ずっとそこにいるうちに何も感じなくなってきたりします。
私が世の中のことを無知だったのもありますね…。

入社してすぐ先輩社員が続々と退職

私を含む3人が中途採用されて入社。3人ともデザインの実務は未経験。
入社2週間後に、5人いた先輩のうち3人が退社しました。
うち2人は、転職や結婚のため前から辞めることが決まっていたようです。
あと1人はいつのまにか会社に来なくなりフェードアウト……。

この3人以外にもうひとりベテランの先輩もいたんですが、諸々の事情で在宅勤務になり、会社にはたまに顔を出すぐらいに。

こうして残された制作メンバーは、
・ディレクター(男性)
・先輩社員1人(私と同い歳で女性、経験は1年ほど)
・未経験の新入社員3人(私、私と同い歳の女性、私より2つ年上の男性)
この5人。
入社早々なかなかカオスな感じじゃないですか? 笑

ほかには営業さんが3人、製版室があってそこのスタッフが2人、専務(この事務所でいちばん立場が上の人)がいました。
あとはそこに親会社の営業さんがときどき出入りしている感じでした。

なぜ未経験の人間ばかりを採用したのか謎……(経験積めたのでラッキーでしたが)。

タイムカードがない

タイムカードはなく、その代わりに「出勤簿」があって、出勤したら自分の名前の欄にハンコを押すことになっていました。
残業代は毎月固定残業代だったため(みなし残業)、何時まで残ろうと時間関係ないといえばないですが、今思うとこんな形式にしてる会社、私が知ってるなかではなかったよなぁ……と思いました。
学生時代のバイトだってタイムカードがありました。が、当時は「へ〜こんな会社もあるんや〜」ぐらいにしか思っていませんでした。
出勤簿形式ってよくあるものなのでしょうか??

3ヶ月ぐらい連勤

あまりの仕事量の多さと、あとはみんな経験が浅くて手が遅いというのもあり、休日出勤が常態化していました。
まぁ遅いのが悪いんですが……(当時の私、手遅すぎでした…)。

そしてパソコンの動きも遅かった……。
Photoshopでレイヤーがたくさんあるファイルを開こうとしただけでフリーズとか。
会社のパソコンがどれもそんな感じでした。買い替えも一度にはできないとのことで、期間をあけて1台ずつ買い替えされていたんですが、結局私が在籍している間には私のパソコンは買い替えされず。

これらの状況もずっと放置されてましたね……そして何も疑問に思っていなかった。

通っていたデザインスクールの先生から「この業界は残業・徹夜は当たり前」と何度も聞かされていたので、制作会社ってこういうもんだと思ってたんです。

基本終電帰り(会社に泊まったことも)

これも理由は同じく。仕事量の多さと手の遅さにより、毎日駅までダッシュして終電に乗って帰る日々を送っていました。
入稿前は会社に泊まったり、午前3時頃に仕事が終わってタクシーで帰ったりしたことも。
このことを他の人に話すとけっこう驚かれるので、あれ?これって普通じゃないの? と私のほうが逆にちょっと驚いたりしていました。

まぁ、仕事は楽しかったから今となっては良い思い出です。

社長を囲む飲み会が行われる

社長が語りたいことを語る飲み会が行われていました。出席メンバーは、社長と制作メンバー。
私がそこに在籍していた2年ちょっとの間に2回は…あったかな…?
話の内容はほとんど忘れました。説教もあったかもしれない……。
しかも私が店選びをしたら、ネットではよくわからなかったんですが各個室の天井にはミラーボールが回り、キラキラキャッキャした感じのお店で、かなりシュールな雰囲気の飲み会になりました。

その制作会社の良かった点

人間関係が良い

制作メンバーはみんな同世代だったこともあって、しかも温厚な人ばかりでとても働きやすかったです。
他のメンバーにも嫌な人はひとりもおらず。
ちょっと気難しい人もいたんですが、それすらもその人のキャラクターって感じで嫌な感じは全然なかったし、本当に平和でした。

デザイン系の会社はここが初めてだったんですが、以前にいた職場や学生時代のアルバイトのときと比べて、雰囲気の違いにとても驚きました。

なんていうか、ゆるい。文化系。ウェイウェイしていない。
私にとってはすごく居やすかったです。

いろんな制作物を作る経験ができた

カタログやポスター、パッケージ、文房具類など様々な制作物を作っている会社だったので、いろんな仕事に携われて楽しかったです。
先輩がみんなすぐ辞めてしまったのでいきなり仕事を任されて大変でしたが、カオスななかでもどうにかする力がつきました。笑

 

あれ? 良かった点ってこれぐらいか? 思ったほど出てこないな…
それでもメリットのほうが大きかったっなって思います。

会社は私が辞めた後に倒産

詳しくは聞かされていなかったのですが、いつからか会社の経営状態が悪くなり始めたようで、人員整理が行われました。
制作メンバーも人数を減らし(この時のメンバー5人中4人が退職)、代わりに経験豊富な人を1〜2人入れてさらに少人数で回す体制にしたいとのことでした。

製版室か事務をやるのはどうか?とのお話もいただきましたが、やっぱりデザインをやりたい…。

そんなわけで私は退職組になり、会社を後にしました。

退職して約2ヶ月後、唯一残っていた同僚から「会社倒産した!!」とメールが来てびっくりしました。

辞めることになってよかった

仮に会社に残っていたとしても2ヶ月後にはこうなってしまってたし、もし会社が続いていたとしても、さらに1年ぐらい働いたら心身がもたなくなっていたかもしれません。
2年ぐらい働いた段階でも、楽しくはあったけどかなり疲れてもいたので。
ひとり暮らしを始めて日が浅かったので、生活費の心配をして自分ではなかなか「辞める決断」ができなかったかもしれません。

そう思うと、こういう流れになってよかったと言えます。

学んだことメモ

・会社の外を見ること
・会社をあてにしないこと
・働いた時間(出勤時刻、退勤時刻)は記録しておくこと
→もし何かあったときのために
・先生が言っていたことがみんな正しいわけではない
→もちろん良いこともたくさん言ってはったけど、言ってること全てが正しいわけではないし、判断するのは自分
・貯金はだいじ
・栄養をちゃんと摂ることだいじ
→和食中心で野菜をしっかり食べるようにしていたら、全然体調崩さなかった。
・なるようにしかならない
・ショートカットキーもっと覚えよう

いろいろありましたがそれでも「楽しかった」気持ちのほうが勝っています。
ここで働いてよかった、と思える会社でした。
(思い出が美化されていってるのはあるかも……。一緒にお茶した元同僚もそう言っていました)