波風立てたっていいじゃないか。ヤマザキマリ『とらわれない生き方』を読んだ感想

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ヤマザキマリ『とらわれない生き方』

この本面白かった。
ヤマザキマリさんの『とらわれない生き方』。

この本は、20代〜50代前後の女性たちから集めた人生のお悩みにヤマザキさんが答えていくという内容。
いわゆる「お悩み相談」というよりかは、ヤマザキさんの思考回路を味わう本という感じです。

ヤマザキマリさんといえば、『テルマエ・ロマエ』の作者ってことぐらいしか知りませんでしたが、すごい波乱万丈の人生を送ってこられた方なんですね。
17歳で油絵を学びに単身でイタリアに渡り、ド貧乏、出産、別れ、シングルマザー、結婚、大家族の嫁……(まえがきより)と波乱万丈。現在はイタリアに住んでおられます。

特に印象に残ったところ

「言いにくいこと、言っても面倒くさくなることを、そのまま含み込んで言わないままにすると、必ず歪みが生じます。つまり、言葉の力ってそのぐらい大事なんですよ。」
ってところ。

ちょっと前に、思ったことを言ってモメてしまったできごとがあったんです。
ヘタに波風立てるより自分ひとりが我慢しておけばよかったんだ、もう言うもんか。って思ってたんですが、そうじゃないんだなと。

「自己完結ではなんの解決にもなりません。ためてたらダメ! 考えと言葉が直結する技能を人間は持っているんだから、使わなきゃ。」ともヤマザキさんはおっしゃっています。

私はこういうことを考えているって表明できたんだし、その結果モメたけど黙ってたら何も変わらなかったんだし。
それにその後丸くおさまったんならまぁいいじゃないか。ってちょっと思えました。
なんか後味すっきりしないな…とそのできごとの後しばらく思ってたんですが、それは私が悩み過ぎ、考えすぎ、根に持ちすぎのところはあるな。

なってしまったことを振り返っても、状況は変わらない。

* * *

おおらかで楽観的。厳しくも優しい方。
まったく同じようになることはできないけれど、こんなふうになっていけたらいいな。
私はくよくよしやすいタイプなので、ときにはこういうおおらかな考えに触れたほうがいいと思った。
別の時期に読んだらまたちがうところが引っかかるんだろうな。

優しく親身になって寄り添ってくれる本というよりかは、こんな考え方もあるよ、とか、それは悩む必要ある? という感じなので、合う人には合うけど合わない人には合わないんだろうなぁと思いました。