運命の求人。すべては運と縁とタイミング

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面接のイラスト
前回の続きです。デザイナーとして働き始める話は今回でいったん完結編。
▼前回までの話はコチラです。
将来に悩んでいた、大学生の頃の話。
趣味が近い人が集まる環境に身を置こうと思った
仕事選びの軸は、「苦ではないこと」を考えて「嫌いなこと」をなるべく省いていくこと。

そんなこんなで、作品も溜まってきて、就職活動を始めた私。
事務の仕事も辞め、制作と就活に集中。
大学卒業して1年経ったぐらいの頃です。
これですぐにうまくいけばいいですが…まぁそんなはずもなく。

今思うと、そのときのベストは尽くしてるんですが作ってるもののクオリティがすっごい低かったです。

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「経験者」の壁をどう越えるか

グラフィックデザイナーの求人ってほとんどが経験者採用で、「未経験OK」なところがなかなかありません。
未経験の人ってみんなどうやって仕事見つけてるんだろう…と思ってました。
アルバイトならまだあるんですが(それでもそんなに多くない印象)、実家を出たい一心だったのでなんとしても社員がよかった。

制作会社って小規模な会社が多くて、そういうところではじっくり教える時間と体力がないので即戦力を求めているんです。

でも「経験者」といってもどの程度のレベルを求めているかは会社によってさまざま。
いきなりクライアントとやり取りしたりしてバリバリ仕事できる人を求めているところもあれば、まずはアシスタント的なことからやってもらって……と考えている会社など「経験者」の意味するところってけっこうバラバラな印象です。
(これはそのときにわかったことではなく、後に失業して就職活動するときに何十社と受けて感じたのと、複数社で働いて感じたことです。)

とりあえず制作に必要なソフトの使い方を知っていて、版下の作り方を知ってるとか画像修正やパスを使った切り抜き作業など、最低限のことはできる前提ということで、「経験者」としてるのかなと思います。

なので、経験ないけどデザインの仕事をしたい! って思っている方、あきらめないでくださいね!!

作品作って持っていって、面接を重ねるなかで相手の反応を見ながら作り直して改善して…を繰り返していけば、合う会社は見つかります。
相性もあるなと思います。あるところではこの作品あんまり良くないねって言われても、別のところではこれいいねって言われることもあるので。(でもあまりに落ち続けるようだと作品の質が良くないんかも。それかあまりに的外れなところに行っているか)
作っているものと、人との相性どっちもありますね。

もし雇用形態にこだわらないのなら2〜3年はアルバイトで経験を積んで、その後正社員を目指すのもありです!
実務経験が2年あると、受けられるところがだいぶ増えます。3年以上ならだいたいのところは応募できると思います。
もし求人に提示されている経験年数に満たない場合でも、意欲を見せればチャンスはあるかもしれません。

目に留まったひとつの求人

応募しても書類選考でたびたび落とされ、面接まで行っても落ちて…を繰り返してだんだん弱気になってきていました。
やっぱり向いていないんだろうか……と。
…まぁ明らかに自分が下手くそなのが悪いんですが。
いま当時の作品ファイルを見ると、ほんとにひどいですもん。よくこんなんで面接に乗り込んでたわ……! と倒れそうになります。そら落ちるわ。

そんなある日のこと。いつものごとく求人サイトをチェックしていたら、ひとつの求人が目に留まりました。
文具やカタログ、パッケージなど幅広くやってます、などのことが書いてあって、すごい面白そう。
しかも…

★未経験可
★イラストが描ける方歓迎

なんか、呼ばれたような気がしました。もちろん即 応 募。
無事書類審査は通過し、面接へ。
面接……めっちゃ緊張しましたよ。これまで受けてきたところって、そんなに面接然としていない、雑談の延長のような感じのばかりだったんです。たまたまでしょうね。
でもこのときは、会議室で、面接官3人並んで座っていて、ザ・面接。(こっちのほうが普通…ですよね?)

面接のイラスト

面接には、いつも持って行ってた、チラシやロゴ、ショップカードなどを載せたファイルと、それとは別に描き溜めていたイラストばかりを載せたファイルも持っていきました。

面接官3人で2つのファイルを黙って回し見されて、超緊張。
何を言われたかな…
社長には、「あなた体力なさそうだけど大丈夫!?」てことを繰り返し質問されましたw
なさそうに見えるんでしょうね……w

イラスト

「大丈夫です」「バイトや吹奏楽で鍛えてきたので大丈夫です」って何回も答えた記憶が。(いったい何回聞くんだろう…)

嬉しかったのは、その後上司となる方に、
「真面目に作っているのは見てると伝わってくる」
「伸びしろがある」
と言ってもらえたことです。
これは今でも覚えています。たまに思い出します。上司元気にされてるかな。

でも社長の反応が微妙だったので、感触がいいのか良くないのかよくわからん感じで面接は終了。

すべては運と縁とタイミング

数日後……
採用のメールが届きました。
まじかと思いました。
今思い返しても、あのファイルの内容で、まじかと思います。

社長は私の採用にあんまり前向きじゃなかったそうですが、上司が私のことを推してくれたそうです。
あのイラストファイルが、会社でやっているかわいい系のテイストのデザインと合うんじゃないかと言っていただきました。
…持っていってみるもんですね。
次の週から、すぐに入社することになりました。

もう、感謝しかありません。

すいません、なんかただの思い出話って感じですよね。

 

別に私がすごいとか言うつもりはまったくなく(むしろ今でもそんなに上手いとは言えない)……縁だよな、って思います。
たまたまあのタイミングで求人サイトを見ていて。
いろんな偶然が重なった結果だと思っています。

* * *

で、その後なんですが、
その入社した会社では、私と同時にあと2人の同期も入社、ほとんど入れ替わりで在籍していた先輩が3人抜けて、新入り3人+先輩1人(と言っても同い年で、仲良くやっていた)+上司で仕事。
まずはアシスタント的な仕事から…という過程がなく、いきなり案件を必死にこなす日々。
これが2年ちょっと。
あ、就職後3ヶ月ぐらいで実家を出てひとり暮らしも始められました。

その後会社の経営状態がいろいろあって退社することになり、個人で仕事受けたり、制作会社を2社渡り歩いたり…が約1年。

それから別の制作会社に入って、ここではアシスタント的な仕事から始まり、徐々に仕事を覚えていって……で、いまココ。

デザイナーを始めてから今年でちょうど10年になるので、こうして振り返ってみましたが、いろいろありましたね。
働き始めてからをサラッとしか書いていませんが、書ききれないほどいろいろあります。
もし機会があればまた書くかもしれませんが、大学卒業してデザインに関わり始めるまでの話はいったんこれでひと区切りにします。

以前の下手くそさに比べれば、その当時の下手さがわかる程度にはクオリティがマシになりましたが、まだまだですね…。
これからも、つくることを地道にやっていきたいと思います。

今後は、こういうことをやってみたいというのがおぼろげながらあるんですが、何にせよ楽しくやっていきたい。

 

長くなりましたが、こんな思い出話としか言えないような話を最後まで読んでくださった方ありがとうございます。